2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

則天去私

ハルココロ 「則天去私」 天に則り私を去るの意。夏目漱石が晩年に文学・人生の理想とした境地。自我の超克を自然の道理にしたがい、生きることに求めようとしたもの。漱石自身の造語。 則天去私を現実逃避と読み替えると、そのココロは街歩き。 パヴィロン…

Break Time.

パリはこの数日でだいぶ冷えこみ道行くヒトのコートが空気を暖めてます。しばらく孤島に閉じこもって生活してたら感覚がずれてきた。狭い行動範囲で同じ行動の反復を続けてると、空間的距離感がずれてくる。それは写真をとるとわりとはっきりしてくる。身体…

連戦連敗

ハルココロ 「連戦連敗」 次々に戦い負け続けること。 連戦連敗…といえば安藤忠雄センセイのオレンジに光るあの表紙『連戦連敗』。連戦連勝してるからこそ連戦連敗という説得力が生まれる。連戦するコトが大事であって、だけどひとつひとつの戦いをフィード…

大隠朝市

ハルココロ 「大隠朝市」 本当に悟りに達した隠者は、山中にこもっているのではなく、かえってひとの集まる場所にすんでいること。「大隠は朝市に帰る」の略。 出典:王康きょ・反招陰詩「小隠ハ稜藪ニ隠レ、大隠ハ朝市ニ帰ル」 来月、こんな本が出るそうだ…

四字熟語

ハルココロ 「四字熟語」漢字4文字で作られた日本語の熟語。中国の故事や漢文から作られる場合が多い。背景となる物語やいわれがある場合は、文字数に比べて情報量が多く、共通知識のある者同士では意思伝達の助けとなる。また教養のある感じの分かりやすい…

臥薪嘗胆

ハルココロ 「臥薪嘗胆」 目的を達成するために艱難辛苦すること。 中国の春秋時代、呉王夫差は父の仇、越王夫差をうつことを忘れないため、薪の上に寝てわが身を苦しめた。3年後、めでたく匂践を会稽山で降伏させる。また夫差に敗れた匂践は、その恥辱を忘…

和光同塵

ハルココロ 「和光同塵」 自分の学徳・才能を隠し、俗世間の中で暮らしていること。もしくは仏語で、ホトケや菩薩が本来の威光をやわらげて、塵に汚れたこの世に仮の身を現し、衆生を救うこと。和光は、才知の光を和らげること。同塵は、自分の周りの塵を同…

温故知新

ハルココロ 「温故知新」 昔のことをよく学び、そこから新しい考え方や知識を得ること。また、過去のことを研究して、現在の新しい事態に対処すること。「故きを温ねて新しきを知る」とも読む。孔子が、人の師となる資格について言ったことば。 出典:論語「…

累卵之危

ハルココロ 「累卵之危」 るいらんのあやうき。ちょっとしたきかっかけからも、すぐ悪い事態になりそうな危険な状態のこと。一触即発。 出典:枚乗・上書諌呉王「必ズ為サント欲スルトコロノ若キハ、累卵ヨリ危ウク、天ニ上ルヨリ難シ」 さて、危うき峠も乗…

抜足差足

ハルココロ 「抜足差足」 人に気づかれないように音を立てずに歩くさま。 音をたてずに静けさを保つには、触れる動作だけでなく、離れる動作に意識を集中すること、むしろ忘れられがちな抜きを大事にすることが、むしろ効果的であることを教えてくれる。アリ…

臨機応変

ハルココロ 「臨機応変」 その場のなりゆきに応じて、適切な手段をとること。 出典:南史 計画性がないと思われがちだけどそんなこともない。計画しても計画通りにコトが運ばないだけだ。予定調和はつまらない…とライプニッツに言ってやりたい気分である。 …

沈魚落雁

ハルココロ「沈魚落雁」 すぐれてあでやかな美人。沈魚落雁 閉月羞花(ちんぎょらくがん へいげつしゅうか)。 出典:荘子「斉物論」より「毛嬙麗姫、人の美とする所也、魚之を見て深く入り、鳥之を見て高く飛ぶ」。すなわち、人の目には美しく見えるものも…

同床異夢

ハルココロ 「同床異夢」 同じ床に枕を並べて寝ながら、それぞれ違った夢を見ること。転じて、同じことを行いながら、考えや思惑が異なること。 出典:陳亮「与朱元晦書」 さて、「夢」という漢字。会意文字で、上部(草冠と四)は羊の赤くただれた目。よく…

平身低頭

ハルココロ 「平身低頭」 相手に物事を頼んだり、許しをこうたりするために、身体を低くかがめて頭をさげること。 自分の失敗を他人のせいにするのが常套手段なホトケの国では、もしくは、おくゆかしき神秘の国ニッポン…以外のお国では、このカラダをはった…

抱腹絶倒

ハルココロ 「抱腹絶倒」 腹をかかえて、ひっくり返るほど大笑いをすること。 出典:史記「司馬季主、棒腹大笑シテ曰ク、大夫ヲ観ルニ道術有ル者ニ類ス」 まったくそんな気分ではないけれど。こういう時にこういうことを書くこと自体がabsurde な感じがして…

二項対立

ハルココロ「二項対立」 二項対立って英語でナンていうのだっけ…とか思って辞書を引いても、そのまま出てきにくく、英訳するとき困ったりする。 Dichotomy Dualism Binominal. あたりかな。。日本語の通常会話の文脈で、二項対立的な、というのは、英語の文…

破顔一笑

ハルココロ 「破顔一笑」 顔をほころばせてにっこりと笑うこと。 顔を破るとはいかなることか。 「破」は表面をやぶって中までつっこむ。覆い隠しているものをやぶり、物事の秘密をあらわにすること。つまり、顔面の構成諸要素の調和がやぶれ、輝くような感…

六根清浄

ハルココロ 「六根清浄」ホトケ語。六根とは五感(眼根、耳根、鼻根、舌根、身根)に第六感(意根)を加えた根幹。六根清浄は、六根から生じる迷いを、修行により断ち完全に調和した清らかな身、理想的状態にいたること。また霊山に登るときや寒参りに、六根…

以心伝心

ハルココロ「以心伝心」 言葉や文字によらないで、お互いの気持ちが通じ合うこと。「心を以って心を伝う」。もと禅宗で、言葉で表現できない心理を、師から弟子に伝えることを言った言葉。ガイコク人として日本語の通じないガイコクにいると、以心伝心の不可…

Do-Re-Mi.

http://d.hatena.ne.jp/haarhurryparis/20081004

Sound of Silence.

http://d.hatena.ne.jp/haarhurryparis/20081003