連戦連敗

ハルココロ
「連戦連敗」
次々に戦い負け続けること。



連戦連敗…といえば安藤忠雄センセイのオレンジに光るあの表紙『連戦連敗』。連戦連勝してるからこそ連戦連敗という説得力が生まれる。連戦するコトが大事であって、だけどひとつひとつの戦いをフィードバックしながら連戦連勝へのココロを捨てない、気合と根性としぶとさ、なのかも。それでいえば「令聞令望」も。美しく成功するのはナニも社会的評価だけではないだろう。


その他、最近出た本では、
LAN Architecture & Co, You can be young and an architect
英語、フランス語、イタリア語。「君も若くして建築家になれるぞ!」という本。この本はパリの若手建築家2人組、Lan Architecture & Coのブノワ・ジャロン(38歳、グルノーブル出身)、ウンベルト・ナポリターノ(32歳、ナポリ出身)を中心としてできたそうな。過去5年の実話を通じて、若く経験の少ない時期にいかに仕事をするかをココロ優しく指南?している、らしい。


たとえば。「すべきこと、すべきでないことは何ですか?」では。
オススメ:プロフェッショナリズムに徹せよ。有能な人材を周りに集めること。
非・オススメ:クライアントと上手くいかなくても自分にとじこもるな!


もしくは。パリのプロジェクティルのレザ・アザールによれば。前提として情熱をもつことが大事だが…、
他人を信用せよ。だけど他人を信用するな。


若くして成功するぞ!本はどの国でも企画されるものだが。しかし、諸行無常の世の中、長寿命化社会だし、70歳くらいで花開く大器晩成!の発想の成功録、とかではだめなのでしょうか。メメントモリなイマドキですから。イマドキ社会の異常な変調が社会の精神的未熟性によりもたらされたのなら、一部の成功した特権的老人以外のたわごとにも耳を傾けてもよいと思うけど。わたしもすっかり老境です。


今日から冬時間です。

http://d.hatena.ne.jp/haarhurryparis/20081025