2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

非・東京風景:熊野編

次の井戸掘りに出かける前に伊勢と熊野に行ってみた。 新宮行湾岸列車の風景。紀州のまじりけのない青い空。 日本のレスタック。 心にあそびが足りないでいる。おなかの底から笑い転げる瞬間の贅沢さに思いをはせる。 新宮駅からバスで1時間15分山に入ると…

中村宏の世界:消えた2ページ

東京都現代美術館でいま話題の中村宏展が開催されている。その中村が手がけた児童書を発見。心の片隅に忘れかけていたけど引っかかっていた記憶がそこにあった。 『消えた2ページ』寺村輝夫・作、中村ヒロシ・え、理論社。 近所の図書館で借り出した。まだ…

「中村宏 図画事件 1953-2007」★★★★

「中村宏 図画事件 1953-2007」@東京都現代美術館★★★★【評価】4束の間の雨だれ、来週からの井戸掘りの前に評判の展覧会を見てくる。映画館より美術館が好きである。 それはともかく、中村宏の一眼・セーラー服少女は小学校の図書室で読んだ児童書で見かけ…

「夏への扉」展@水戸芸術館★★★*

「夏への扉」展@水戸芸術館 【評価】3.5(キュレーション4/作品3) 北風のしみる日曜日の朝、小旅行にでかけた。水戸芸術館で「夏への扉」展をみる。 日曜日の地方都市のシャッター街の風景は心にしみる。 展覧会は「マイクロポップ」の概念を中心に展示…

「日本美術が笑う」★「笑い展」★★★

「日本美術が笑う」@森美術館 【評価】2/5 「笑い展」@森美術館 【評価】3/5 お正月からの井戸掘り作業が終わったので外に出た。暗闇から光に出ると眩惑におそわれた。 ニチゲイ。人材は工場から排出される。東京と言っても城北地区は縁がない。池袋線の風…

「レクチャー・シリーズ:建築と写真の現在[第1回]」@TNプローブ

多木浩二先生のレクチャー、黎明期の建築写真について。会場は大入り満員で、この種のレクチャーにしてはめずらしく客席はブラックスーツのオッサン集団で埋めつくされ威圧感のある空気感を漂わせていた。だけどなんだか会場が寒くて心地よいプラスティック…