2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

火あぶり

ベルギービール「にごり白生」をみつける。 ↑ヘナチョコタイガースのようなパッケージ。味は多少インパクトに欠ける。にごりならもっと濁りっぽく、ベルギービールならもっと苦味と深みをだして、ほしい。とはいえ、全体的にはソコソコなので、これが売れる…

エイヒレ

黄金色のエイヒレ。薄いひだの軽やかさを残す干物、コレをこのままテキスタイルにも壁紙にもおうちのファサードにもモデリングできそう…と、しかし直火で焦げ目がつくまであぶって食べるのが正解である。美味しかった。舌の上に生臭い快楽をかすかに残して去…

ハシル

マラソンのテレビ中継。トップランナーのバストショットが正面のカメラで延々と映し続けられるあれを家でダラダラ見ているとあまりスピード感というのものを感じない。おまけにお正月の箱根駅伝など、ツイツイ、季節の雰囲気とあいまって、牧歌的な気分にみ…

大橋晃朗

ギャラ魔ではなくギャラリー間で大橋晃朗展をみてきた。最終日、入れ代わり立ち代りお客さんが行き来していく。会場では伊東豊雄氏が大橋の思い出について淡々と語る録音が流れ続けていた。2フロアにわたり大橋の家具がインテリアショップのようにひしめき…

天上の青

あまったボジョレを飲みながら考えた。 曾根綾子『天上の青』をひといきに読みあげた。連続強姦殺人魔・宇野富士男(ヤリタイ放題末っ子)と純粋(×敬虔)なクリスチャンである波多雪子(克己的な長女)の間に生まれた心の交感を軸に物語は展開する。 連続強…

ハルッコラ

別れと出会いは永遠を循環する。10月半ばから溺愛していたルッコラの食べ時となった。普通に食べてしまってはあまりに寂しいので、ボジョレ解禁日にあわせてサヨナラを告げることにした。以下、ハルッコラとハハルッコラの愛の交歓の日々を綴る日記である…。…

カンバセーションズ

先日、試写でオモシロイ映画を見た。アメリカの若手・ハンス・カノーザ監督の『カンバセーションズ』。ヘレナ=ボナム・カーターとアーロン・エッカート主演。10年前に別れた中年カップルが披露宴で再会し、一晩語り明かす…という話である。シンプルさの中に…

天の一

本日再び快晴。正午前に長田駅をおり下町にくりだす。 川沿いを歩くと背後から鋭い陽射しが降りそそぐ。古くて新しい地蔵に切りとったばかりの花がたむけられていた。 ネオリアリズム後期の白黒映画をカラーで眺めるようである。戦後の復興住宅がたてられは…

天の一

三宮の朝は晴れ渡っていた。 しかし歩いているうちに不穏な雲がおしよせてくる。 旧居留地(公式サイト)をすぎて海に向かっているとスッカリ雲にとじこめられた。それでも旅の道中、一度も雨降りはない。晴れ子の尊厳である。日頃の行いのよさか。 ↑トホホ…

天の一

神戸にて。三宮駅ウラで安くて美味しいという評判の洋食屋(×養殖や)さん…本日お休みとわかる。ワンブロック先の神戸ビフテキ屋に入る。『黄金狂時代』でチャップリンが冬小屋で食べる靴底ステーキの味がした。写真をとる気にもならない。想い出に目をふさ…

天の一

神戸空港からポートライナーに乗り三宮へ。市街から旧居住区、メリケンパークを通りぬけ、神戸駅までねり歩く。 メリケンパーク入口のオブジェ。1987年のメリケンパーク開園時に設置、ゲーリーのデザイン、安藤忠雄監修…だそうである。 1995年1月に発生した…

天の一

関西に行った。早朝の神戸空港はすばらしかった。リッチなローカル電車無人駅という感じである。 降り立った空港のロビーでノタクサしてたら人影がなくなり、出て行こうとしたら売店のヒトタチは露骨にホッとした顔をしてた(気がした)。そもそも、夜露にぬ…