火あぶり


ベルギービール「にごり白生」をみつける。

↑ヘナチョコタイガースのようなパッケージ。味は多少インパクトに欠ける。にごりならもっと濁りっぽく、ベルギービールならもっと苦味と深みをだして、ほしい。とはいえ、全体的にはソコソコなので、これが売れるにはまずはシロウトくさいデザインを変えることかな…。そもそも「にごり」「白生」というのも芸がない、というかベルギーっぽくない。佐藤可士和のてがけた極生、生黒とか、戦略的デザインは味覚を攻撃・支配するのである。


甘いものよりアルコールである。ナゼか。てっとりばやい。身も蓋もない…。

少なくとも個人の経験としては、甘さは精神的な充足にかけている。つまり、少量食べると物足りない、しかし大量に食べると気持ち悪い…。だってお大福を5個も食べれないもの。つまり甘さは瞬間的な官能を楽しむべきもの、ケーキバイキングなんてご法度である。スウィーツは全てに満足した後にチョッピリお口にほうばるのがよろしいのである。

一方、アルコールの場合、平均的な飲酒者であれば、「酩酊」というモーメントが一定時間持続する。そしてそれなりの「充足」に達することができる。あまり健康的な論理ではないけど、美酒でもたらされる味覚と酩酊の美しさは格別である。エランヴィタル理論。かといってスゴクお酒好きでもお酒のみでもないけど。ウスッペラな話。

少なくとも甘さも辛さもリキッドで摂取すれば、カロリーも低く抑えられる。甘いものがほしければケーキじゃなくてオレンジジュースを飲め、という単純な女子的リクツ。

どうでもよい週末のつぶやき。気づいたらビール1リットル飲んでいた。マロンタルトが食べたいな。