臥薪嘗胆

ハルココロ
「臥薪嘗胆」
目的を達成するために艱難辛苦すること。
中国の春秋時代呉王夫差は父の仇、越王夫差をうつことを忘れないため、薪の上に寝てわが身を苦しめた。3年後、めでたく匂践を会稽山で降伏させる。また夫差に敗れた匂践は、その恥辱を忘れないために、苦い肝を嘗めて、10数年後に夫差を敗った。
出典:史記



薪の上に寝るのも苦い肝をなめるのも、はたからみればいわゆる変態的行為。願いを成就させるには、痛い思いをしたり不味いものをなめたり、時には色々な働きかけが必要である…としたり顔で古人がつぶやく。こっけいな事実があたかもありがたい教えとして歴史化されているその事実がたのしい。身体にしみこんだ記憶と折り合いをつけるその方法こそ知りたい。本日はここまで。
http://d.hatena.ne.jp/haarhurryparis/20081021