アントニオーニ逝去

数日、東京を離れているうちに色々と世界は動いていたようである。


ミケランジェロ・アントニオーニ、2007年7月30日にローマの自宅で逝去。享年94歳。ローマ市は偉大なる映画監督に敬意を表し、遺体をローマ市市役所に安置し一般公開するそうである。イタリアっぽい話。


毎日新聞
コリエーレ・デッラ・セーラ


昨日はスウェーデンの巨匠イングマル・ベルイマンが亡くなった。50年代末から60年代初頭にかけてのヨーロッパ映画の知的な潮流は、実際には同時代においてもマージナルだっただろうけれど、ある種の良識として現在まで記憶に残りつづけたのだろう。グローバリズムが音を立てて世界をかえる瞬間に経済指標でははかりえないマージナルな価値は切り捨てられていく。これからどうやって生きていくのか、方法論を探すことそのものが目的化されていきそうだ。