地団駄

ジダンジダンダではなく頭突きして終わったワールドカップである。イタリアとフランス、どちらを応援してます!というわけではまったくないけど、アッカンベ〜的なマテラッツィ選手の憎憎しげな表情をみるたびに、コレこそ「イタリア」!…と、イタリア嫌いを益々確たるものにさせられた映像経験であった。ピッチの中では罵詈雑言がとびかう、その罠に引っかからずノホホンとしてられるのは外国語を解さない極東選手だけ…といううわさもあるが。ともかく、幼少期にテレビで見たタイムボカンシリーズ?で、唯一度だけ、悪者チーム(ドロンパ?)が勝利したのをみて、その不条理さになんともいえない気分になった…その瞬間を思い出したのである。勝てば官軍である。それはともかく、サッカーって戦争ねー…と思うたびに、勝ち進んだヨーロッパ諸国をみるにつけ、植民地政策とサッカーの強さは同じかもしれないとも思った。イギリス、フランス、スペイン、言葉を通じて文化を植民地文化に融合させる…とか思ったけど、イタリアが守りで優勝しているところをみるとそうでもないのかな。